3〜4ヶ月健診
生後3〜4ヶ月
港区が実施する最初の公費健診です。指定医療機関(かかりつけの小児科等)で個別に受けます。身体発育、栄養状態、先天性疾患の早期発見を目的とします。受診票は生後2ヶ月頃に届き、5ヶ月になる前日までに受診してください。なお、別途「4ヶ月児育児相談」がみなと保健所で実施されています(こちらは健診ではなく育児相談)。
医師のチェックポイント
1首すわり
腹臥位(うつぶせ)で頭を持ち上げられるか、引き起こし反応(仰向けから手を引いて起こす)で首がついてくるか確認します。
おかもん先生のひとこと
3ヶ月で首がすわっていなくても、4ヶ月までにすわれば正常範囲です。引き起こし時に首が完全に後方に倒れる場合は追跡が必要です。
2追視・社会的微笑
おもちゃや顔を180度追視できるか、あやすと笑うか(社会的微笑)を確認します。
おかもん先生のひとこと
追視がない、あやしても反応が乏しい場合は視覚障害や発達の問題を考慮します。ただし緊張して笑わない赤ちゃんも多いので、ご家庭での様子も重要な情報です。
3股関節
先天性股関節脱臼のスクリーニング。開排制限(足の開きの左右差)、大腿皮膚溝の非対称性を確認します。
おかもん先生のひとこと
この月齢が股関節脱臼の診断にとって非常に重要な時期です。クリック音、開排制限があれば超音波検査やX線検査に進みます。早期発見・早期治療で予後は良好です。
4心雑音
聴診器で心臓の音を聴き、先天性心疾患を示す雑音がないか確認します。
おかもん先生のひとこと
無害性心雑音(機能性雑音)は健康な赤ちゃんにもよく聴取されます。雑音の性質(収縮期・拡張期)、強さ、呼吸の様子を総合的に判断し、必要に応じて心エコーを勧めます。
5斜頸・頭の形
筋性斜頸(首が片方に傾く)がないか、頭蓋変形(向き癖による平坦化)がないか確認します。
おかもん先生のひとこと
向き癖による位置的頭蓋変形は多くの場合自然に改善しますが、縫合早期癒合症との鑑別が必要な場合があります。
持ち物・準備リスト
- 母子健康手帳
- 3〜4ヶ月児健康診査受診票
- 健康保険証・乳幼児医療証
- おむつ・着替え・ミルク
- バスタオル
よくある質問
3〜4ヶ月健診はどこで受けるのですか?
港区の指定医療機関(かかりつけの小児科等)で個別に受けます。受診票が届いたら、医療機関に予約して受診してください。受診期限は5ヶ月になる前日までです。指定医療機関の一覧は受診票に同封されています。
首がまだすわっていないのですが、大丈夫ですか?
個人差が大きく、3ヶ月でまだ首がすわっていなくても4ヶ月までにすわれば正常範囲です。5ヶ月を過ぎても首がぐらぐらする場合は、発達のフォローが必要な可能性がありますので、かかりつけ医に相談してください。
あやしてもあまり笑いません。発達に問題がありますか?
健診会場は赤ちゃんにとって慣れない環境のため、普段笑う赤ちゃんでも緊張して笑わないことがよくあります。ご家庭で目が合う、あやすと笑う、声を出すなどの反応があれば心配ないことがほとんどです。気になる場合は保健師に相談してください。
頭の形がいびつで気になります
向き癖による位置的頭蓋変形は非常によくあるもので、多くの場合お座りができるようになると自然に改善します。向き癖の反対側から話しかける、おもちゃを置くなどの工夫が有効です。ただし、頭蓋骨の縫合線が早期に癒合する病気(頭蓋縫合早期癒合症)の場合は治療が必要ですので、医師に確認してもらいましょう。
受診期限を過ぎてしまった場合はどうすればいいですか?
原則として5ヶ月になる前日までが受診期限です。期限を過ぎてしまった場合は、みなと保健所(03-6400-0081)に連絡して相談してください。
4ヶ月児育児相談とは何ですか?
3〜4ヶ月健診とは別に、みなと保健所で実施される育児相談です。保健師や栄養士に授乳・離乳食・育児全般について相談できます。こちらは健診ではなく任意の相談事業です。案内はみなと保健所から届きます。
ワンポイントアドバイス
受診票が届いたら(生後2ヶ月頃)、早めに医療機関を予約しましょう
5ヶ月になる前日までが受診期限です。余裕を持って受診してください
授乳を済ませてから出発すると、赤ちゃんが落ち着きやすいです
育児の悩みや不安があれば、かかりつけ医にどんな小さなことでも相談できます
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生後6〜7ヶ月
※ この情報は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。 健診の時期や内容についてはかかりつけの小児科医にご相談ください。