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「のどが渇いておしっこが増えました」、1型糖尿病
Vol.243成長・代謝

「のどが渇いておしっこが増えました」、1型糖尿病

- 1型糖尿病は生活習慣と無関係

成長・代謝全年齢5
おかもん先生小児科専門医愛育病院 小児科

参考文献 5·Q&A 5問収録

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この記事のポイント

  • - 1型糖尿病は生活習慣と無関係
  • - 自己免疫が原因
  • - 多飲・多尿・体重減少が初期症状

愛育病院 小児科おかもん先生 だより Vol.243

「のどが渇いておしっこが増えました」、1型糖尿病

こんにちは。愛育病院小児科のおかもん先生です。

1型糖尿病は子どもに多い糖尿病で、膵臓からインスリンが分泌されなくなる自己免疫疾患です。生涯にわたるインスリン治療が必要ですが、適切な管理により普通の生活を送ることができます。今回は、1型糖尿病についてお伝えします。

Q1.「1型糖尿病とは?」

——子どもが糖尿病と言われてショックです

1型糖尿病は自己免疫により膵臓のβ細胞が破壊される病気です [1]

基本情報詳細
原因自己免疫(生活習慣は関係ない)
頻度日本では10万人に約2人/年
好発年齢5-7歳、思春期にピーク
2型との違い生活習慣は無関係。インスリンが絶対的に不足
初期症状(3大症状)
多飲(のどが異常に渇く)
多尿(おしっこの回数・量が増える)
体重減少(食べているのに痩せる)

ポイント

  • 1型糖尿病は生活習慣と無関係
  • 自己免疫が原因
  • 多飲・多尿・体重減少が初期症状

Q2.「緊急の症状はありますか?」

——どんな症状が危険ですか?

糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)は命に関わる緊急事態です [2]

DKAの症状詳細
嘔吐繰り返す嘔吐
腹痛急性腹症と間違われることがある
脱水口の渇き、皮膚の乾燥
呼吸深く速い呼吸(クスマウル呼吸)
意識障害ぐったり、意識がもうろう
果物のような臭い呼気にアセトン臭

「1型糖尿病の約30%がDKAで発症します。上記の症状があればすぐに救急受診してください。」

ポイント

  • DKAは命に関わる緊急事態
  • 嘔吐・腹痛・脱水に注意
  • 疑ったらすぐに救急受診

Q3.「治療はどうしますか?」

——インスリン注射は一生必要ですか?

はい、生涯にわたるインスリン治療が必要です [3]

治療法詳細
ペン型注射毎食前+就寝前(1日4回以上)
インスリンポンプ24時間持続注入。より生理的
CGM持続血糖モニター。針なしで血糖値を確認
カーボカウント食事の炭水化物量に応じてインスリン量を調整
血糖管理の目標
HbA1c 7.0%未満が目標
低血糖にも注意が必要
学校生活・運動も通常通り可能

ポイント

  • インスリン治療は生涯必要
  • インスリンポンプやCGMで管理が進歩
  • 学校生活や運動は制限なし

Q4.「学校生活で気をつけることは?」

——学校ではどうすればいいですか?

学校との連携が大切です [4]

学校での対応内容
担任・養護教諭病気について説明し、協力を依頼
インスリン注射保健室での注射を認めてもらう
低血糖対策ブドウ糖を常備。症状を理解してもらう
給食通常通り。カーボカウントで対応
体育・運動制限なし。低血糖に注意
低血糖の症状と対応
手のふるえ、冷や汗、顔色不良
ブドウ糖10-15gを摂取
意識がない場合はグルカゴン注射

ポイント

  • 学校との情報共有が重要
  • 低血糖対策を学校に依頼
  • 運動制限は不要

Q5.「将来の見通しは?」

——将来が心配です

適切な管理により健康な生活を送ることができます [5]

現在の医療詳細
CGM+ポンプ自動インスリン調整が可能に
合併症予防HbA1cを良好に保てば予防可能
妊娠・出産計画妊娠で通常出産が可能
スポーツプロスポーツ選手も活躍

「1型糖尿病の治療は劇的に進歩しています。CGMとインスリンポンプの組み合わせにより、管理は以前よりはるかに楽になっています。」

ポイント

  • 治療技術は急速に進歩
  • 適切な管理で合併症は予防可能
  • 普通の生活・キャリアが可能

今号のまとめ

  • 1型糖尿病は自己免疫疾患で生活習慣は無関係
  • 多飲・多尿・体重減少が初期症状
  • DKAは緊急事態、嘔吐・脱水で受診を
  • インスリン治療は生涯必要だが管理は進歩
  • 学校生活・運動に制限はない

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ご質問・ご感想

「糖尿病と診断されて不安です」「学校での対応を知りたい」など、ご経験やご質問がございましたら、お気軽にお寄せください。

愛育病院 小児科 おかもん先生

本メルマガの内容は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。お子さまの症状についてはかかりつけの小児科医にご相談ください。

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※ この記事は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。お子さんの症状が心配な場合は、かかりつけの小児科医にご相談ください。

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