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「健診で血糖値が高いと言われました」、子どもの2型糖尿病
Vol.244成長・代謝

「健診で血糖値が高いと言われました」、子どもの2型糖尿病

- 子どもの2型糖尿病は増加中

成長・代謝全年齢5
おかもん先生小児科専門医愛育病院 小児科

参考文献 5·Q&A 5問収録

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この記事のポイント

  • - 子どもの2型糖尿病は増加中
  • - 肥満と強く関連
  • - 学校検尿で発見されることが多い

愛育病院 小児科おかもん先生 だより Vol.244

「健診で血糖値が高いと言われました」、子どもの2型糖尿病

こんにちは。愛育病院小児科のおかもん先生です。

2型糖尿病は以前は「大人の病気」と考えられていましたが、近年は子どもでも増加しています。肥満との関連が強く、生活習慣の改善が治療の基本です。今回は、子どもの2型糖尿病についてお伝えします。

Q1.「子どもの2型糖尿病とは?」

——子どもでも2型糖尿病になるのですか?

はい、近年小児の2型糖尿病は増加傾向にあります [1]

基本情報詳細
原因インスリン抵抗性+分泌低下
リスク因子肥満、家族歴、運動不足
好発年齢10歳以降(思春期)
発見のきっかけ学校検尿で尿糖陽性
1型との違い
1型:自己免疫。やせ型が多い。インスリン必須
2型:生活習慣関連。肥満が多い。生活改善が基本

ポイント

  • 子どもの2型糖尿病は増加中
  • 肥満と強く関連
  • 学校検尿で発見されることが多い

Q2.「どんな症状ですか?」

——症状はありますか?

多くは無症状で、学校検尿で発見されます [2]

症状詳細
無症状最も多い。学校検尿で発見
多飲・多尿血糖が高い場合
黒色表皮症首やわきの黒ずみ(インスリン抵抗性の徴候)
疲れやすさ倦怠感
日本の学校検尿の重要性
世界的にもユニークな制度
尿糖陽性で発見→早期介入が可能
小児2型糖尿病の約80%が学校検尿で無症状のうちに発見されると報告される [2]

ポイント

  • 多くは無症状で学校検尿で発見
  • 首やわきの黒ずみに注意
  • 日本の学校検尿は貴重な制度

Q3.「治療はどうしますか?」

——治療は何をしますか?

まず生活習慣の改善が基本です [3]

治療の段階内容
生活習慣改善食事療法+運動療法(まずここから)
メトホルミン生活改善で不十分な場合の第一選択薬
インスリン高血糖が著しい場合
食事・運動のポイント
甘い飲料を水やお茶に変える
野菜から食べる習慣をつける
1日60分以上の運動
スクリーンタイムを2時間以内に
家族全体で取り組む

「家族全体で生活習慣を改善することが成功の鍵です。子どもだけに制限をかけるのは逆効果です。」

ポイント

  • 生活習慣改善が治療の基本
  • 家族全体で取り組むことが重要
  • 薬が必要な場合もある

Q4.「合併症は心配ですか?」

——合併症はありますか?

子どもの2型糖尿病は大人より合併症が進行しやすいことが知られています [4]

合併症詳細
糖尿病性腎症尿検査で早期発見
糖尿病性網膜症定期的な眼科受診が必要
脂質異常症血液検査でフォロー
高血圧定期的な血圧測定
脂肪肝肥満に合併しやすい

「若年発症の2型糖尿病は合併症が早く進行するため、早期からの厳格な管理が重要です。」

ポイント

  • 若年発症は合併症が進行しやすい
  • 定期的な検査でフォロー
  • 早期からの管理が重要

Q5.「予防はできますか?」

——予防法はありますか?

肥満の予防が最も重要です [5]

予防策内容
適正体重の維持成長曲線で確認
バランスの良い食事野菜・たんぱく質を意識
甘い飲料の制限ジュース・スポーツドリンクを減らす
毎日の運動1日60分以上
十分な睡眠睡眠不足は肥満のリスク
特にリスクが高い人
両親や祖父母に糖尿病がある
肥満度30%以上
黒色表皮症がある

ポイント

  • 肥満予防が最大の予防策
  • 甘い飲料の制限が効果的
  • 家族歴がある場合は特に注意

今号のまとめ

  • 子どもの2型糖尿病は増加傾向
  • 肥満との関連が強い
  • 学校検尿で無症状のうちに発見できる
  • 生活習慣改善が治療の基本で家族全体で取り組む
  • 若年発症は合併症が進行しやすいため早期管理が重要

あわせて読みたい

  • Vol.243「1型糖尿病」
  • Vol.240「肥満」
  • Vol.261「子どもの運動と体力」

ご質問・ご感想

「検尿で引っかかりました」「血糖値が高いと言われました」など、ご経験やご質問がございましたら、お気軽にお寄せください。

愛育病院 小児科 おかもん先生

本メルマガの内容は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。お子さまの症状についてはかかりつけの小児科医にご相談ください。

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※ この記事は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。お子さんの症状が心配な場合は、かかりつけの小児科医にご相談ください。

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