就学時健診
5歳半〜6歳(就学前年の秋)
小学校入学前に行われる健診で、学校保健安全法に基づいて実施されます。内科・眼科・耳鼻咽喉科・歯科の診察に加え、児童面談(知的発達の評価)が行われます。入学に向けた準備状況を確認する目的があります。付き添いは原則1名、自転車での来校はできません。未受診の場合は学校医で個別に受診します。
医師のチェックポイント
1眼科健診
ランドルト環による視力検査、眼位・眼球運動の確認を行います。
おかもん先生のひとこと
就学後の学習に影響する視力の問題を最終確認します。弱視の治療は就学前が最後のチャンスとも言えるため、異常が見つかった場合は速やかに精密検査を受けてください。
2耳鼻咽喉科健診
聴力検査(オージオメーター)、鼻・咽頭の状態を確認します。
おかもん先生のひとこと
滲出性中耳炎やアレルギー性鼻炎など、就学後の学習に影響する問題がないか確認します。聞こえの問題は授業の理解に直結するため、異常があれば早めの治療が大切です。
3内科健診
心臓(心雑音)、胸部、四肢の異常、脊柱側弯などを確認します。
おかもん先生のひとこと
学童期に顕在化する心疾患(僧帽弁逸脱症など)や脊柱側弯症のスクリーニングです。体育の授業への参加可否に関わる情報を集めています。
4歯科健診
永久歯の萌出状況、虫歯の有無、歯列・咬合の確認を行います。
おかもん先生のひとこと
6歳臼歯(第一大臼歯)が生えてきている時期です。この歯は一生使う大切な歯ですが、虫歯になりやすいため注意が必要です。
5児童面談(知的発達の評価)
簡単な質問(名前、住所、数の理解)、図形の模写、言葉の理解度などを評価します。
おかもん先生のひとこと
学校生活(授業の理解、集団行動)に必要な基礎的な発達が年齢相応かを見ています。ここで引っかかった場合も、入学できないわけではなく、適切な支援体制を整えるための評価です。
6行動観察
待合時間中の行動、指示の理解、集団の中での様子を観察します。
おかもん先生のひとこと
健診の場での行動は、学校生活での集団適応の予測材料になります。椅子に座っていられるか、順番を待てるか、大人の指示に従えるかなどを見ています。
持ち物・準備リスト
- 就学時健康診断通知書
- 母子健康手帳
- 健康調査票
- 上履き・下足入れ(親子とも)
- 筆記用具
よくある質問
就学時健診で「要精密検査」と言われました。入学できますか?
就学時健診の結果で入学ができなくなることはありません。「要精密検査」は、入学までに治療や対応が必要な可能性があるという意味です。速やかに指定の医療機関を受診し、結果を学校に報告してください。
引っ越し予定がありますが、どこで受けるべきですか?
原則として、健診時点で住んでいる区の指定校で受けます。港区から転出予定の場合は、転出先の自治体の教育委員会に連絡して指示を仰いでください。港区内での転居の場合は、新住所の学区の学校で受けることになります。
発達に不安があります。就学相談は受けたほうがいいですか?
発達に不安がある場合は、就学相談を受けることをお勧めします。港区教育委員会の就学相談窓口に連絡し、お子さんに合った学びの場(通常学級、通級指導教室、特別支援学級など)について相談できます。就学時健診の前に相談を始めることも可能です。
就学時健診の日に都合が悪い場合はどうすればいいですか?
指定日に受診できない場合は、港区教育委員会に連絡してください。他の学校での健診日を案内してもらえる場合があります。
ワンポイントアドバイス
お子さんに「小学校に行くための健診だよ」と事前に説明しておくと安心です
上履き・下足入れを忘れずに(港南・麻布・南山・青山・港陽小は必須)
付き添いは原則1名です。自転車での来校はできません
健診は平日の午後に行われることが多いです。園の送り迎えの調整が必要な場合があります
当日受診できなかった場合は、学校医のもとで個別に受診します
※ この情報は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。 健診の時期や内容についてはかかりつけの小児科医にご相談ください。