愛育病院 小児科おかもん先生 だより Vol.289
「子どもの医療費がタダって本当?」、港区の小児医療費助成
こんにちは。愛育病院小児科のおかもん先生です。
「港区では子どもの医療費がかからないと聞いたのですが、本当ですか?」、港区は子育て支援が充実した自治体として知られており、小児医療費助成制度もその一つです。今回は港区の医療費助成制度について詳しく解説します。
Q1.「港区の子ども医療費助成とは?」
——港区の医療費助成について教えてください
港区では子ども医療費助成制度(マル乳・マル子・マル青)があり、子どもの医療費の自己負担が軽減されます [1]。
対象年齢
- マル乳(乳幼児医療証)
- 0歳〜就学前
- マル子(子ども医療証)
- 小学1年生〜中学3年生
- マル青(高校生等医療証)
- 高校生年代(18歳到達後最初の3月31日まで)
自己負担
- マル乳(乳幼児医療証)
- 通院・入院ともに自己負担なし [1]
- マル子(子ども医療証)
- 通院・入院ともに自己負担なし [1]
- マル青(高校生等医療証)
- 通院・入院ともに自己負担なし [1]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所得制限 | なし(港区は所得制限なし) [1] |
| 対象となる医療 | 保険診療の自己負担分 |
| 対象外 | 保険外診療、入院時の食事代、差額ベッド代 |
| 申請場所 | 各総合支所 区民課 |
| 必要書類 | 健康保険証、申請書 |
ポイント
- 港区は18歳年度末まで医療費助成あり [1]
- 所得制限なしで全世帯が対象
- 保険外診療(自費の予防接種等)は対象外
Q2.「どのように使えばよいですか?」
——実際の使い方を教えてください
医療証を医療機関の窓口で提示するだけです [1]。
| 場面 | 対応 |
|---|---|
| 都内の医療機関 | 医療証を提示→窓口負担なし [1] |
| 都外の医療機関 | 一旦自己負担→後日払い戻し申請 [1] |
| 救急受診 | 医療証がなくても後日払い戻し可能 |
| 入院 | 医療証提示→保険診療分の自己負担なし |
| 薬局 | 処方箋薬の自己負担も対象 [1] |
| 払い戻し申請に必要なもの |
|---|
| 医療費の領収書(原本) |
| 子ども医療証 |
| 健康保険証 |
| 振込先口座情報 |
| 申請書(各総合支所で入手) |
ポイント
- 都内なら医療証の提示だけでOK [1]
- 都外受診は後日払い戻しが可能
- 領収書は必ず保管しておく
Q3.「医療証の申請方法は?」
——引っ越してきたばかりです。どう申請すればよいですか?
出生届や転入届の際に申請できます [1]。
| 申請のタイミング | 必要な手続き |
|---|---|
| 出生時 | 出生届と同時に申請可能 |
| 港区に転入時 | 転入届と同時に申請 |
| 保険証の変更時 | 新しい保険証で届出 |
| 住所変更時 | 変更届を提出 |
| 申請先 |
|---|
| 芝地区総合支所 区民課(芝、三田、芝浦、海岸等) |
| 麻布地区総合支所 区民課(麻布十番、六本木等) |
| 赤坂地区総合支所 区民課(赤坂、青山等) |
| 高輪地区総合支所 区民課(高輪、白金、白金台等) |
| 芝浦港南地区総合支所 区民課(芝浦、港南、台場等) |
| 郵送での申請も可能 |
ポイント
- 出生届・転入届と同時に申請がスムーズ
- 医療証が届くまでの間も後日払い戻しが可能
- 保険証の変更があれば届出が必要
Q4.「助成の対象外になるものは?」
——すべての医療費が無料になるわけではないのですか?
保険診療の自己負担分が助成の対象です。保険外のものは自己負担になります [1]。
| 対象になるもの | 対象にならないもの |
|---|---|
| 診察料 | 保険外の予防接種(任意接種で自費のもの) |
| 検査費用 | 入院時の食事代の一部 |
| 処方薬代 | 差額ベッド代 |
| 入院費(保険診療分) | 文書料(診断書等) |
| 処置・手術費 | 健康診断の費用 |
| リハビリ費用 | コンタクトレンズ、眼鏡等 |
| よくある質問 |
|---|
| Q: 休日・夜間の加算も対象? → はい、保険診療内なので対象 |
| Q: インフルエンザの検査は? → はい、保険診療なので対象 |
| Q: 歯科治療は? → はい、保険診療分は対象 |
| Q: 他の自治体に住む子は? → 港区の医療証は港区在住者のみ |
ポイント
- 保険診療の自己負担分が対象 [1]
- 予防接種の自費分、差額ベッド代等は対象外
- 休日・夜間の加算も保険診療内なので対象
Q5.「他にも使える医療費関連の制度はありますか?」
——他にも知っておくべき制度はありますか?
港区では医療費助成以外にもいくつかの制度があります [2]。
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| 養育医療 | 未熟児等の入院医療費助成 [2] |
| 小児慢性特定疾病医療 | 指定された慢性疾患の医療費助成 [2] |
| 自立支援医療(育成医療) | 手術等が必要な障害の医療費助成 [2] |
| 特別児童扶養手当 | 障害のある児童の養育者への手当 [2] |
| 港区独自の予防接種助成 | おたふくかぜワクチン等の費用助成 [2] |
| 高額療養費制度 |
|---|
| 月の医療費が高額になった場合、上限額を超えた分が払い戻される |
| 加入している健康保険組合に申請 |
| 子ども医療費助成と併用可能 |
ポイント
- 慢性疾患や障害のある子どもには追加の助成制度がある [2]
- 高額療養費制度との併用も可能
- 港区独自の予防接種助成も活用を
今号のまとめ
- 港区は18歳年度末まで医療費助成(所得制限なし)
- 都内なら医療証の提示だけで窓口負担なし
- 保険診療の自己負担分が対象(保険外は自己負担)
- 出生届・転入届と同時に申請がスムーズ
- 慢性疾患等には追加の助成制度あり
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- Vol.008「港区の子育て支援まとめ」
- Vol.290「港区の予防接種スケジュール」
- Vol.291「港区の乳幼児健診」
- Vol.293「港区の病児保育」
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