愛育病院 小児科おかもん先生 だより Vol.137
港区で使える発達支援サービスまとめ
こんにちは。愛育病院小児科のおかもん先生です。
「発達の相談をしたいけど、どこに行けばいいか分からない」「どんなサービスがあるか知りたい」。港区には発達に特性のあるお子さんとご家族を支えるさまざまなサービスがあります。今回は、港区で利用できる発達支援サービスを一覧にまとめました。
Q1.「まず、どこに相談すればいいですか?」
——子どもの発達が気になります。最初の相談先は?
お子さんの年齢や状況に応じて、以下の相談先があります [1]。
対象
- かかりつけ小児科
- 全年齢
- 各地区総合支所(保健師)
- 乳幼児
- 港区子ども家庭支援センター
- 18歳未満
- 港区障害保健福祉センター
- 全年齢
- 港区教育委員会 教育相談
- 就学児
内容
- かかりつけ小児科
- 発達の評価、医療機関への紹介、意見書作成
- 各地区総合支所(保健師)
- 乳幼児健診でのスクリーニング、保健指導
- 港区子ども家庭支援センター
- 子育て全般の相談
- 港区障害保健福祉センター
- 障害全般の相談、福祉サービスの案内
- 港区教育委員会 教育相談
- 就学相談、学校生活の相談
「迷ったらかかりつけ小児科にご相談ください。状況に応じて最適な相談先をご案内します。」
ポイント
- 迷ったらかかりつけ小児科に相談
- 保健師への相談は乳幼児健診が入口
- 年齢や状況に応じた窓口がある
Q2.「発達の評価・診断はどこで受けられますか?」
——発達検査や診断はどこで受けられますか?
港区周辺で発達の評価・診断を行う医療機関をご紹介します [2]。
| 医療機関の種類 | 特徴 |
|---|---|
| かかりつけ小児科 | 初期評価、スクリーニング、紹介状の作成 |
| 小児神経専門医 | 発達障害の専門的な診断・治療 |
| 児童精神科 | 二次障害(うつ、不安等)への対応も可能 |
| 発達外来のある総合病院 | チーム医療(医師+心理士+ST+OT) |
「初診までの待機期間が3-6か月の医療機関が多いです。早めに予約を入れつつ、その間にできることを進めましょう。受給者証の申請には医師の意見書が必要ですが、診断が確定する前でも意見書は書ける場合があります。」
ポイント
- 専門医療機関は待機が3-6か月
- 早めの予約が重要
- 診断前でも意見書が書ける場合がある
Q3.「未就学児が使える福祉サービスは?」
——療育を受けるにはどんな制度がありますか?
未就学児(0-6歳)が利用できる福祉サービスは以下の通りです [3]。
内容
- 児童発達支援
- 通所型の療育。個別・集団指導
- 保育所等訪問支援
- 専門職が保育園・幼稚園を訪問し助言
- 居宅訪問型児童発達支援
- 外出困難な児童への在宅支援
- 相談支援
- サービス等利用計画の作成
利用に必要なもの
- 児童発達支援
- 受給者証
- 保育所等訪問支援
- 受給者証
- 居宅訪問型児童発達支援
- 受給者証
- 相談支援
- 受給者証申請時
| 受給者証の取得手順 | 窓口 |
|---|---|
| ①医師の意見書を取得 | かかりつけ小児科 |
| ②受給者証の申請 | 港区障害福祉課 |
| ③利用計画の作成 | 指定相談支援事業所 |
| ④受給者証の交付 | 港区障害福祉課(2-4週間) |
「受給者証があれば、自己負担は1割(世帯所得に応じた上限あり)です。」
ポイント
- 児童発達支援が中心的なサービス
- 受給者証の取得に2-4週間
- 自己負担1割、上限額あり
Q4.「就学児が使える支援は?」
——小学校に入ってからはどんな支援がありますか?
就学後は教育と福祉の両面から支援を受けられます [4]。
| 教育の支援 | 内容 |
|---|---|
| 通級指導教室 | 週1-8時間の個別指導 |
| 特別支援学級 | 少人数での個別カリキュラム |
| 合理的配慮 | 通常学級での個別的な調整 |
| スクールカウンセラー | 心理支援、保護者相談 |
| 福祉の支援 | 内容 |
|---|---|
| 放課後等デイサービス | 放課後・休日の療育的活動 |
| 保育所等訪問支援 | 専門職が学校を訪問し助言 |
| 日中一時支援 | 放課後の預かり |
| 移動支援 | 外出時のサポート |
「教育と福祉の連携が重要です。学校の特別支援コーディネーターと放デイの支援者が情報共有することで、一貫した支援が可能になります。」
ポイント
- 就学後は教育と福祉の両面から支援
- 通級・放デイの併用が効果的
- 教育と福祉の連携が重要
Q5.「保護者自身への支援はありますか?」
——親も疲れています。親向けの支援はありますか?
保護者への支援も大切です [5]。
内容
- ペアレントトレーニング
- 子どもへの関わり方を学ぶ
- ペアレントメンター
- 先輩保護者による相談
- 親の会
- 同じ悩みを持つ保護者の交流
- レスパイトサービス
- 一時的な預かりで保護者の休息
- 特別児童扶養手当
- 経済的支援
窓口
- ペアレントトレーニング
- 医療機関、療育事業所
- ペアレントメンター
- 港区発達支援関連
- 親の会
- 各種団体
- レスパイトサービス
- 港区障害福祉課
- 特別児童扶養手当
- 港区子ども家庭課
「保護者が元気でいることが、お子さんへの最良の支援です。頑張りすぎず、使えるサービスは積極的に活用してください。」
ポイント
- 保護者向けの支援も充実している
- レスパイトサービスで休息を
- 経済的支援(手当)も確認を
今号のまとめ
- 港区には多くの発達支援サービスがあります
- 迷ったらかかりつけ小児科に相談してください
- 受給者証で自己負担1割。まず意見書の取得から
- 教育と福祉の両面から支援を受けられます
- 保護者自身への支援も積極的に活用しましょう
あわせて読みたい
- Vol.127「発達障害と療育」
- Vol.128「児童発達支援の選び方」
- Vol.132「放課後等デイサービス」
- Vol.138「ペアレントトレーニング」
ご質問・ご感想
「どのサービスが合うか分からない」「手続きについて教えてほしい」など、ご質問がございましたら、お気軽にお寄せください。
愛育病院 小児科 おかもん先生
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